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パワポの「文字を減らす」理由

  • 執筆者の写真: Miyu Hosokawa
    Miyu Hosokawa
  • 2025年6月7日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年12月29日


営業企画やプレゼン資料において、

「情報を減らす」という判断は、デザインの話ではありません。


特にグローバル案件や多文化の相手に向けた資料では、

情報量の多さが、そのまま誤解や判断ミスにつながります。


本記事では、営業企画資料を市場視点で設計する立場から、

なぜ“文字を減らすこと”が成約率や理解度に直結するのかを解説します。



いつでもどこでもハンニバルゥ〜!

な、ブランディングコンサルの細川です。


営業企画資料の制作を軸に、マーケティング・販路拡大支援を行っています。


プレゼン資料や営業資料を作るとき、どれくらい情報を削るべきか悩みますよね。


特にグローバルにビジネスを展開する企業や、多様な文化背景を持つ相手に資料を見せると、「情報の多さ」=「誤解の多さ」に繋がりかねません。


実際に私も古英語を読んでいた時、10行もの間ピリオドがなくて全く逆の意味で誤訳したことがあります。


つまり、情報が多ければ多いほど「伝わらない」のです。



1.グローバル社会とは、「多様性が前提の社会」

グローバル社会は多様性が前提の社会。情報量が多いと誤解の原因になる

グローバル社会とは、「多様性が前提の社会」のことです。


近年では海外進出・海外展開が叫ばれています。

しかし、海外に出るということは、「多様性が前提の社会」に進出すること。


異なる文化・言語・価値観を持った人たちと、共通の土俵で仕事をしなければなりません。


つまり、営業資料やプレゼン資料も「自分がわかるように作る」のではなく、

「誰が見てもわかる」ようにする必要があります。


この「誰でも理解できる」秘訣こそが、「情報の引き算」です。



2.多国籍社会では「伝わらない」のが大前提


たとえば、あなたがビジネスの提案資料を英語で作成し、アメリカやシンガポール、ドイツ、インドなどの担当者に営業するとしましょう。


それぞれの国における理解力やリテラシー、文化的な背景はまったく異なります。


英語を母語としない人もいますよね。

私たちはアメリカ英語を勉強していますが、相手が学んだのはイギリス英語かもしれません。

また、長文読解が得意でない可能性もあります。


このような環境では「一文で伝わらないことは、どれだけ説明しても伝わらない」のが現実です。逆の意味で理解されたら最悪です。


そのため、「理解してもらうためには、シンプルにする」必要があります。


3.なぜ「話せても読めない」のか?


近年では、国や性別、年齢関係なく「母国語を話せても、読めない。論理的に理解できない」人が増加しています。


例えば、英語を話せても英語の論文は読めない。

日本語を話せても、日本語の論文が読めないということです。


日本での読解力調査では、約60%のビジネスマンが正しく文意を読めていないという結果だったそうです。

アメリカでも母国語で論文が読めない学生の増加が問題視されています。


その背景にはSNS等の普及による長文離れだったり、そもそも読む・聞く・話すのは異なるスキルだったりがあります。



4.「分かりやすい」は、国籍・文化を超える


誰でも理解できる資料を目指すには、情報を削ぎ落とし、構成をシンプにすることが重要です。


そして、誰がどこで見るのか、どんな文脈で使われるのかによって、「伝え方」の最適解が異なります。


例えば、

・スマホで見る → 文字が多すぎると読めない

・オンライン会議 → 話を聞きながらスライドを読むのは困難

・翻訳前提 → シンプルな英語の方が機械翻訳精度も高い


つまり、資料デザインも「分かりやすさ」が成果に直結する時代になったとも言えます。



5.まとめ


異なる文化・言語・価値観を持った人たちへ、自社の製品やサービスを売り込むということは、どれだけシンプルに伝えられるのか?が重要です。


そのためには、「 1スライドにつき1メッセージ」とビジュアルで印象付けることが絶対となります。


「情報が多い方が良い」と思うのは、日本的な発想です。

グローバルでは、削った情報量が正確に伝えられたかに直結します。


実際に、国内でも担当者が理解してなかったケースは多いです。

それが結果的に代理店や外注先のインシデントになる……なんてこともあります。


なので情報は削る!

判断軸はゴールに直結しているかどうかで考えてみましょう。




 
 
 

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