伝わる資料作りの鉄則は「いきなりデザイン」するな
- Miyu Hosokawa

- 2025年5月26日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月29日

営業企画資料や提案書が迷走する最大の原因は、
「構成が決まる前にデザインから入ってしまうこと」です。
市場やターゲットを整理しないままスライドを作り始めると、
情報の優先順位が崩れ、結果として“伝わらない資料”になります。
本記事では、営業企画の現場でよくある失敗例をもとに、
なぜ「いきなりデザイン」がNGなのかを解説します。
いつでもどこでも、ハンニバルゥ〜
な、ブランディングコンサルの細川です。
営業企画資料の制作を軸に、マーケティング・販路拡大支援を行っています。
「よーし!パワポを作ろう!」
どんなデザインにしようかなとCANVAを開いて、テンプレート探し。
楽しいですよね!
だから資料がダサくて伝わらないんですよ。
どこに情報を配置すればいいのか分からなくて、挫折するんです。
プレゼンの前日になって、準備が終わってない経験はあるでしょう?
振り返ってみてください。デザインしながらスライドを作ろうとして、迷走している自分の姿を。
では、なぜ「いきなりデザイン」してはいけないのでしょうか?
1.デザインから始めると破綻する
パワポの主役はデザインではなく「内容」です。
とはいえ、デザインしなくても良いわけではありません。内容が良くても、文字だけのA4用紙を渡されたらどんな気持ちになりますか?
百貨店の外商なら、読まずにゴミ箱に捨てるでしょう。
かたや多くの事業者は、カッコいいテンプレートを使うことで、「見栄えの良い資料」が完成したと勘違いします。その結果、起こるのは:
・で、何を伝えたいの?
・で、結論は何?
・で、どうして欲しいの?
名付けてDDD!(トリプルデー)
DDDが起きてしまうのは、デザインベースで資料を作ってしまうから。
「本来伝えるべきメッセージ」より「見た目重視」になり、情報の取捨選択が適切ではなくなってしまうからです。
2.デザインは「見せ方」であって「中身」ではない

資料のデザインは確かに大切です。
けれども、デザインの役割はあくまで「情報を正確に、わかりやすく、効果的に伝えるため」の補助機能です。
もし、内容が破綻していれば、どんなに美しいデザインも、ただのオ⚫︎ニーでしかない。
DDDになってしまいます。
なので、ビジネスで成果を出すために、このようなプロセスで考えていきましょう。

1. 誰に、何を、どの順番で伝えるか(構成)を設計する
2. 必要な情報を整理し、要点を絞る
3. 論理的で一貫したストーリーを作る
4. 最後にデザインで見せ方を整える
このプロセスを無視して「いきなりデザイン」すると、DDDになりかねません。
最悪、受け手は寝るか死んだ魚の目になります。
3.なぜ「構成」が大事なのか?

どんな構成にするのかは、資料作りの「設計図」にあります。
家を建てるときに、いきなり壁紙や家具を決めませんよね?まずは図面を描くように、パワポ資料も同じです。
例えば、クライアント向け提案書なら:
• 相手の課題(痛みやニーズ)は何か
• 市場はどうか
• 解決策はどの順序で提示するべきか
• 結論をどこで述べるのか
• 数字やデータはどこに配置するのか
こうした設計を丁寧に行うことで、一貫したストーリーと説得力のある資料が完成します。
4.伝わるパワポ作りの作り方

では、具体的にどのような順序で資料を作るべきでしょうか?
1. 目的とターゲットを明確にする
2. 全体の構成を設計する
3. 必要な情報を集め、取捨選択する
4. ストーリーに沿ってスライドを配置する
5. デザインで見せ方を整える
6. 最後に「伝わるか」を確認する
作る時は何度でも、目的とターゲットを振り返ってください。
伝えたい情報を書き出す際に、目的に沿っていて、ターゲットに伝わるかを何度も自問自答するのです。
1をベースに設計していけば、資料の「内容」と「見せ方」が両立し、クライアントや上司に刺さるパワポが完成します。
5. デザインよりも構成が成功の秘訣

私はブランディングコンサルとして、数多くのプレゼン資料や提案書を見てきました。成功する資料には必ず、「構成(設計)」と「デザイン(見せ方)」がちょうどいいバランスです。
逆に、見た目だけ整えた資料は:
・で、何を伝えたいの?
・で、結論は何?
・で、どうして欲しいの?
長い目で見ると、ビジネスに一貫性がないので「そういえば、何してるの?」と聞かれかねません。
ビジネスでは「伝わる資料」が命です。いきなりデザインに走らず、まずは「構成」に時間をかけること。これが結果につながるパワポ作りの秘訣です。
まずはデザインから始める悪癖を、卒業しましょう。
というわけで、頑張ろう日本!



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