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パーソナルブランディングのコツ

  • 執筆者の写真: Miyu Hosokawa
    Miyu Hosokawa
  • 10月20日
  • 読了時間: 6分
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いつでもどこでもハンニバルゥ〜!

ブランディングコンサルの細川です。


今回はパーソナルブランディングを考える雑記。


私はカルタゴの名将ハンニバルが好きなので、パーソナルブランディングはハンニバルで通しています。


初めましてこんにちはしたらハンニバル。

2回目会う時もハンニバル。

話題に応じて色んな歴史、伝統文化の話しをし、ちょこちょこハンニバルに回帰する。


どの話題でどんな価値を提供するのか。

どんな人に対して、「私」という人間を記憶させるのか。これは心理学や行動経済学に基づいた合理的な設計です。ふふん。


あなたは誰と仕事をしたいのか?


皆さんは、誰と付き合って、誰をお客さんにしたいですか?

あるいはどんな方から仕事をいただくことが多いですか?


私にお仕事を紹介してくださる方の傾向は40代-50代の保守派経営者。


年商5,000万円以上はあり、会長に感化されて「自分が救える範囲の人だけでも助けたい」と思っている方。


そのような方が、「いい製品・いいサービスを扱っているんだけど、職人気質で上手く行ってないんだよね」と紹介をくれます。


たまたまそういうご縁が多いのでは?と受け止められがちなのですが、そうじゃない。


私は明確に、その層に対して種を蒔いています。



モノを売る前に自分が「餌」になる


自分が仕事をしたいと思っている層にアプローチする時に、どんな話題か刺さるのか?

彼らはどんなネタを好むのか。


どのような場所に住んでいて、どのような価値判断基準を持っているのか?


会話や発言、表情や仕草、姿勢、態度、歩き方、色遣いからどんな人格形成を経てきたのか。


極めて合理的に彼らが好む話題、関心を持つ話題、なるほど〜!ためになるわあ〜〜〜!という教養を提供しています。


私が一緒にお仕事をしたいのは「40代〜50代で、会長に感化されて手が届く範囲は助けたいと言っている保守派経営者」。


本来の専門は紀元前201年から149年までの外交とそれに伴う選挙・政治制度。

そこから派生して、陰謀論から心理学、幅広い業界研究・知見等々をストックし、「へー!知らなかった!面白い!」がお客さんへのベネフィットです。


よく「変わってるよね〜」と言われるのですが、極めて戦略的に「ハンニバルだいちゅき〜〜!ばぶばぶ〜」ってしています。おぎゃ。


では、あなたは誰と仕事をして、付き合って、誰をお客さんにしたいですか?



自分の得意を軸に考えると良い


「っていうけど、そんなのないよー!」って言う人がいます。


あるよーーー。


私がパーソナルブランディングを教える時は、2つ用意しろと言っています。

それは業界人としてのあなたと、+自分の得意なこととしてのあなた。


業界人としての専門性が必要なのは当然ですよね。

提携を結んだとしても、「この分野なら、この人」と思い出してもらう必要があります。


しかし、多くの場合が「ご相談しますね!(連絡がこない)」で終わってしまいます。

本当はあなたにご相談したい事柄があったにも関わらず、思い出してもらえないからです。


そこで必要なのが、もう一つの「(得意な分野での)あなた」。

趣味でも得意なことでもいい。「ないよー」って思っているのであれば、トイレでうんちをしながら振り返ってほしい。


必ず「へーー!」とか「すごーー!」「なんでそれ?!」と盛り上がっている鉄板ネタがあるはずです。これがパーソナルブランディングで有効な要素となります。



最低でも3回は接触する


大事なのは接触回数を増やすこと。

たとえ1回目で強烈なインパクトを残したとしても、それは一発屋です。


「ご相談しますね〜」から相談してもらうためには、あなたを思い出してもらうこと。

そして、何度も接触すること。


では何回会えばいいのか?

最低でも3回。私の経験則では、5回〜6回ほど顔を合わせていれば自然と思い出してもらえるようになります。


接触する上で大事なのは、最初から売り込まない。


いきなりビジネスの話をしない。

人は基本的にお金を払って買いたくないからです。


だからこそ、最初の3回をクリアするためにも「(趣味や得意分野での)あなた」が必要になります。


その3回をクリアする間に、自然と向こうから「君って何してるの?」と聞いてきます。

聞かれて初めて、事業の話をする。ただ、たまーーーにいつまで経っても聞いてこない両片思いかよ…!みたいな方もいるので、その場合は3回目くらいに「いや〜仕事でこんなことがあってさ〜」と振ってみるといいです。


仕事で盛り上がる鉄板ネタを用意するのも非常に大切。


ちなみに、私の場合はハンニバルで設計しています。



アイドルも「ハンニバル」で作る


私はかつて芸能人のパーソナルブランディングもしていました。

主に素人を育てるのが私の仕事で、チャンネル登録者数0人から1000人の一番難しいところ担当でした。


私が彼らに常々言っていたのは、「あなたといえば、これ」を作れ。


例えば、お酒の会社と仕事がしたいならば、お酒の人。

カジノ等々のギャンブルがすきならば、カジノの人。


歌って踊って可愛いのは当たり前。それだけのアイドル・タレントにはファンがつかない。

なので自分だけの武器を作る必要がある。


毎日配信させて、そのうちの4割を自分が仕事をしたい分野で配信をさせる。

結果的に早ければ半年、遅くとも1年後にはチャンネル登録者数1000人を突破しました。

本当に頑張ったと思う!


ただ、ビジネス上、今は専門家ではないけど今後追求して行きたい分野でブランディングするのは推奨しません。


と言うのも、どうせ挫折するから。


「100日後にプロになる〇〇」は達成したらストーリーとして良いですが、10人中10人が挫折します。断言します。



いつでもどこでも「ハンニバル」


あなたにとっての「ハンニバル」が見つかったら、まずはいつでもどこでも「ハンニバル」って言えるよう習慣化すること。


確かに相手に合わせて内容を変える必要はあるかもしれません。

しかし、それは何でも屋のやることであって、仕事には結び付かなくなってしまいます。


たとえ仲良くなっても、「そういえば君って何してるんだっけ?」と言われるのが関の山です……


私は、いつでもどこでもハンニバル大しゅき芸人をテンプレにしています。

いつどこで、誰と会っても必ず自己紹介はハンニバル大しゅき〜〜!


これが板につかないと、いつまで経っても「あなたといえばこれ」が定着しません。

もし「あなたのハンニバル」が見つからなかったら、ハンニバルだいしゅき芸人すればいいと思う。



お客さんから選ばれるのではなく、自分が選ぶ


取引先は、彼らから選ばれるのではなく自分で選ぶものです。


どんな人と付き合いたいのか?

ここをベースに考えていくと、自分がどんな立ち振る舞いをすればいいのかが自ずと見えてきます。


それは「ハンニバル」である必要はありませんが、ハンニバルに代わる何かを模索してみましょう!


業界人としてのイメージ確立は当然のこと。プラスでウケのいい鉄板の何かが「あなたといえば、これ」を確立させる第一歩です。


頑張ろう!日本!

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