パワポが「ビジネスの名刺」な理由
- Miyu Hosokawa

- 2025年5月22日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月29日

営業企画や提案活動において、パワーポイント資料は単なる説明ツールではありません。
それは「この会社と、この人に仕事を任せていいか」を判断される、ビジネス上の名刺だと自覚していますか?
どれだけ実績やノウハウがあっても、
営業企画資料の構成や見せ方がズレているだけで、市場からの評価は簡単に下がってしまいます。
本記事では、営業企画の現場で数多くの資料を見てきた視点から、
なぜパワポが“成約率に直結する名刺”になるのかを解説します。
0.営業は資料の見た目が9割
いつでもどこでもハンニバル〜!
な、ブランディングコンサルの細川です。
営業企画資料の制作を軸に、マーケティング・販路拡大支援を行っています。
BNIや倫理法人会に所属している皆さんは、スーツの着こなしで成約率が変わることをよく知っていますよね。
セミナー講師をされている方や、プレゼンターは声質で変わることを知っています。
私自身も、服装、姿勢、歩き方など、自分を最大限売り込めるようにブランディングしています。
そう。ビジネスは見た目が9割なのです。
さて。
私はこれまで、多くの企業や個人のプレゼン資料をブラッシュアップし、価値を「伝わるカタチ」に変えてきました。
「トークがよければ、デザインなんて関係ない」と優れた営業マンは言いますが、残念!
その考えこそがビジネスの可能先を大幅に下げています。
1. デザインは「第一印象」をつくる


人は見た目が9割――これはビジネスにも当てはまる話。
たとえば、あなたが『買いたくないサービス』の営業を受けた時、パッと見たスライドがごちゃごちゃしていたらどうでしょう?
それだけで、聞くのも億劫ではありませんか?
死んだ魚のような目をしてしまうかもしれません。
逆に、見やすく整理されたスライドならどうでしょうか?
「話が面白そう」「聞いてみようかな」と、プラスのイメージを持ちやすくなります。
パワポのデザインは、まさに“ビジネスの名刺”とも言えるのです。
2. 内容の「理解」と「記憶」に直結する
パワポ資料の目的は、「情報を伝えること」ではなく、「情報を理解してもらうこと」、そして「記憶に残すこと」です。
どれだけ素晴らしいビジネスも、理解されなければ意味がありません。

• 左のパワポはBNIやその他ビジネスコミュニティの経営者がやりがちな、「全ての台詞を書いた」スライドです。率直に言って、ダサい。
•右のパワポは、図やビジュアルで要点が整理されたスライド
このスライドで一番伝えたいことは、漫画や書籍制作が500万円の投機であること。
伝えたい内容はどちらも同じですが、後者の方が分かりやすく、記憶にも残りやすいです。
このように情報を“ビジュアルで整理する”ことによって、受け手が理解しやすいメッセージになります。
3. デザイン=「思考の構造」を視覚化するもの

とはいえ、「カッコよくすること」がデザインではありません。それは邪道。
デザインとは「思考を構造化し、視覚化する技術」のこと。
もし、あなたの事業が伸び悩んでいたら、一度立ち止まってみてください。
・ なぜこのサービスを立ち上げたのか
・ なぜ今このタイミングで提案するのか
・ なぜあなたと一緒にやるべきなのか
この軸が揺らいでいるから、思うように売上が拡大しません。
例えば、私の場合は3分3秒3行で魅せることに特化したブランディングコンサルです。
私がそこに特化しているのは元々漫画家であり、出版とは「500万の投資ではなく投機」だから、絶対に売れるものを作らねばならないという信念から来ています。
つまり、最初の3Pを読んでもらわなければ、500万の赤字が確定したことになります。
そして私はこの3Pを必ず読ませる漫画家だからこそ、皆さんのビジネスの3分3秒3行に特化してコンサルしています。
さて。皆さんはどのようなパッションで、そのビジネスをしていますか?
この根幹部分を整理したら、次に「どの情報を、どの順番で、どのくらいの重みで見せるか」を考える必要があります。
これはロジックとデザインの融合であり、ただ「かっこいい資料」を作ることとは異なります。資料を見れば、発信者の思考がどれくらい整理されているのかよ〜く分かります。
4. 信頼・ブランド価値を高める
資料の完成度が、そのままあなたや会社の「ブランド」として認識される時代です。
特にスタートアップ企業や個人事業主の場合、最初のプレゼン資料がそのまま“企業イメージ”になります。
フォントがバラバラだったり、色使いが統一されていないと、それだけで「未熟」と思われてしまうこともあります。
逆に、丁寧に設計されたパワポは、それだけで「仕事のクオリティが高そう」「信頼できそう」といった無形の価値を生みます。
デザインは、直接的に“信用”を生むものです。
5. プロの手が加わるだけで、伝わり方が変わる

パワポのデザインは、時間さえかければ誰でもできる――そう思うかもしれません。
確かに、ツールとしてのPowerPointは、比較的使いやすい部類です。
ですが、本当に伝わる資料をつくるには、多くのスキルが必要です:
・ 読み手の視線の流れ(視線誘導)
・ 情報の階層化(主・従の整理)
・ 色彩心理(色が与える印象)
・ 情報のグルーピング(意味のまとまり)
残念ながらこれらは、一朝一夕で身につく技術ではありません。
「資料が洗練されたことで、提案が通りやすくなった」「営業の成約率が上がった」という声を多くいただきます。
デザインは“成果に直結する力”があるのです。
6.デザインはコストではなく「投資」
パワポのデザインは、”かっこいいだけの資料”ではありません!
・ 信頼を得るために
・ 思考を整理するために
・ 伝わる構造をつくるために
・ 競争優位性を可視化するために
すべてにおいて、資料の「デザイン」はビジネス成果を左右する大きな要素となります。
商談やセミナーで「相手の反応がイマイチ」と感じる方は、専門家に相談してみるといいでしょう。
「伝わる」ことで、あなたの価値はもっと広がっていきます。
逆に伝わらなければ拡大のチャンスすら掴めません。



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