パワポをかっこいいデザインにする10のコツ
- Miyu Hosokawa

- 5月22日
- 読了時間: 6分
更新日:8月11日

いつでもどこでも、ハンニバル〜!
ブランディングコンサルの細川です!
BNIではプレゼンが上手な経営者がたくさんいる!なのに、問いたい。
中身がいいのに、スライドがダサいのはなぜか?
そこで今回は、 「パワポのデザインをよくするコツ」 をご紹介します。
ポイントを押さえれば、誰でもそれっぽいデザインになるので実践してみてください!
1. 「余白」を作る

みーんながやりがちなのが、スライドいっぱいに文字や画像を詰め込むこと。しかし、これでは情報がごちゃごちゃして読みづらく、肝心のメッセージが埋もれてしまいます。
ポイントは 「余白はかっこいい」 と自己暗示すること。
例えば、ゴミ屋敷はごちゃごちゃしていて、落ち着きませんよね?
けれども、ホテルライクなお部屋はすっきりと洗練したように見えます。
インテリアと同じように、パワポも適度な余白を設けると、情報が整理されてすっきりとします。思い切って情報を減らし、余白を活かしてみましょう!
2. フォントとサイズを統一する

次にやりがちなのが、フォントや文字サイズ。これがバラバラだと、どんなに内容が良くても「未完成」「素人感」が漂います。
なのでフォントを統一しましょう!
• 見出しは〇〇フォント(例:メイリオ、游ゴシック)/本文は〇〇フォントと決める
• 見出しは32pt、本文は18ptなど、フォントサイズを固定する
こうすることで資料全体に統一感が生まれ、プロフェッショナルな印象になります。
私は見出しに源瑛ラテミン、本文は源真ゴシック、強調したいときは源石ゴシックを使用しています。
これらのフォントはダウンロードする必要があるので、皆さんは見出しはArial、本文はメイリオ、強調したいときは太字くらいでOKです。
3. 色の使い方にルールを設ける

色使いは、資料全体の「雰囲気」や「伝わりやすさ」に直結します。ここでも統一感が大切です。
おすすめは、3-4色に絞ること。
• メインカラー(1~2色):企業カラーやテーマカラー
• サブカラー(補助色):メインカラーを引き立てる中間色
• アクセントカラー:強調したい要素にのみ使用(赤や黄色)
色んな色を使ったり、強調のための赤を多用しすぎると逆効果です。「どこを見ればいいの?」と迷わせる原因になるので、強調色はポイントで使いましょう。
4. 1スライド1メッセージ

プレゼンの天敵は「とにかく文字ばかりのスライド」。
これもあれも必要だと情報を詰め込みすぎると、相手に伝わりません。
最悪、商談相手は寝たり、商談する前から相手にされません。
高島屋の外商の場合は、表紙で読むか読まないかを決めるほどです。
「このスライドで何を伝えたいか?」 を自問自答し、一番伝えたい情報以外の要素を削りましょう。
削れる経営者はそれだけでかっこいい!!
どんな情報を削れば良いのか悩んだ時は、
バカでも分かるよう、簡単にまとめろ。
すなわち、Keep it simple stupid = KISSの法則です。
時の経営者、ジョブズも言っています。「バカでも分かるように簡単にまとめろ」と。
ジョブズになりたければ、「バカでも分かるよう、簡単にまとめろ」。
5. 視線の流れを設計する

人の視線は「左上から右下」へ動く傾向があります。これを踏まえ:
• 見出しは左上
• 本文や図は中央~右側
• 強調したいポイントは右下や中央下部
視線の流れを意識して配置することで、情報がスムーズに伝わりやすくなります。
逆に文字や図がバラバラに配置されていると、どこを読めば良いのかわからなくなります。
これも成約率を大幅に下げる原因ですので、気をつけましょう。
6. 図解・アイコンを活用する

長い文章や複雑な説明は、図解に置き換えるだけで理解度がアップします。
例えば:
• プロセスを説明→フローチャート
• 数値の比較→グラフやピクトグラム
• コンセプトを表現→シンプルなイラストやアイコン
特に、無料のアイコン素材(FlaticonやNoun Projectなど)を活用すると、デザインの幅が広がります。
アイコン素材を探すのがめんどくさい方、非デザイナー以外はあきらめてCANVAを使いましょう。
Microsoftの PowerPointよりも圧倒的に使い勝手が良いです。CANVAは経営者を救います。
7. 写真・ビジュアルの質にこだわる

資料の印象を決めるのは「写真やビジュアルの質」です。
ぼやけた画像や無関係な写真ら統一感のないイラストは信頼性を下げてしまいます。心がけるポイントは3つ:
• 解像度の高い画像を使う
• オリジナル写真や公式素材を活用
• 色味や雰囲気をスライド全体に統一
画像選びの一手間で、見栄えは格段にアップします。
8. アニメーションは「控えめ」に

PowerPointにはアニメーション機能がありますが、多用は禁物です。動きすぎると注意が散漫になり、内容が頭に入りません。
正直、ない方がいい説すらあります。多用しすぎはバカ発見器です。
もし使いたいならば:
• 「出現」「フェードイン」程度に抑える
• 強調したいポイントだけに使う
洗練されたデザインとはシンプルであること。足し算は簡単。しかし、引き算は技術。引き算ができる経営者はかっこいい!
パワポにも同様。アニメーションを抑えることで、プレゼン全体が落ち着き、プロフェッショナルな印象を与えられます。
9. デザインの「型」をパクり、応用する

初心者でも使いやすいデザインの「型」を覚えておくと便利です。たとえば:
• タイトル+ビジュアル(写真や図)+補足説明
• 左:画像、右:説明文(またはその逆)
• 3分割(3列)で均等に情報を配置
こうした型を使い回せば、安定感のある資料が
作れます。
CANVAや既存のテンプレート、「パワポ かっこいい」でググるなどすれば、いくらでもハイセンスなデザインが出てきます。
そこで大事なのは「自己流にアレンジしない」こと。センスがないなら徹底的に真似をする。これこそが、センスの始まりです。
10. 最後は「客観的に見直す」

完成した資料を見直してみましょう。
• 情報は整理されていますか?
• 伝えたいことが一目で伝わりますか?
• 色やフォントに統一感はありますか?
• 読み手にとって見やすい配置ですか?
この最後のブラッシュアップの有無で、資料の完成度が大きく変わります。
また、第三者に見てもらうのも効果的です。「ここ、ちょっとわかりにくい」などの指摘は宝物。批判されたと拗ねずに大事にしてください。
デザインは「工夫と配慮」の積み重ね

パワポのデザインをよくするコツは、一つひとつの工夫と配慮の積み重ねです。
逆に独りよがりなスライドはオナニーでしかありません。マスターベーションです。
ぜひ、以下の10ポイントを踏まえてブラッシュアップして見てください。
• 余白をつくる
• フォントやサイズを統一する
• 色の使い方にルールを設ける
• 1スライド1メッセージ
• 視線逃れを意識する(Zの動き)
• 写真やアイコンを活用する
• 画像の質にこだわる
• アニメーションは控えめに
• デザインの型をパクり、応用する
• 客観的な見直しを欠かさない
こうしたポイントを意識することで、誰でも「伝わる」「見やすい」資料が作れるようになります。
さあ!頑張って作りましょう!



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