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わかりやすいのは技術。伝わるのは技術

  • 執筆者の写真: Miyu Hosokawa
    Miyu Hosokawa
  • 2025年5月22日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年12月29日



営業企画やプレゼン資料において、

「わかりやすい」と「伝わる」は、似ているようで全く別物です。


市場調査をせずに作られた資料は、

どれだけ丁寧に説明しても「相手の判断」を動かしません。


本記事では、営業企画資料の構成設計を行う立場から、

なぜ“わかりやすさ”だけでは売れず、

“伝わる構成”が必要なのかを解説します。



いつでもどこでも、ハンニバルゥ〜


な、ブランディングコンサルの細川です。

営業企画資料の制作を軸に、マーケティング・販路拡大支援を行っています。


みなさんは、プレゼン・営業企画資料をかっこよくすればいいと、勘違いしていませんか?


ただかっこいい資料と、分かりやすい・伝わるデザインは全く違います。



1.デザインとは情報を整理すること


デザインとは情報を整理すること


デザインとはラテン語で「計画を記号に表す」ことを意味する「Designare」が語源となっています。


デザインはカッコよくすることではありません。


計画を「設計」してビジュアル化させること。つまり、脳内にある計画を適切に出力するスキルがデザインです。


営業企画資料では、あれもこれもと情報を盛りがちになります。


しかし、全部伝えようとすると、受け手は何が大事なのか分からなくなり、全く理解していなかった!なんてことになりかねません。


受け手のために、伝えたい情報を「階層化」してあげると、理解しやすくなります。


情報は主に3層で構成されています。



情報は3層構造になっている。階層化すると伝わりやすくなる。


・重要な情報:資料のタイトル、大見出し、主要メッセージ

・補足情報:中見出し、サブメッセージ、重要なデータ

・詳細情報:注釈、脚注、参考データ



これらは「フォント」「色」「配置」を工夫することで、情報にメリハリがついて、分かりやすくなります。



2.人間は左上から右下へ読んでいく


人間はZの法則で情報を読んでいる


次に重要なのが「視線誘導」です。


人間の目は、自然と「左上から右下」に動く(Z型)視線パターンを持っています。デザインは、この視線の流れを意識して情報を配置する必要があります。



視線誘導の具体例


・主要メッセージを左上または中央に配置

・サポート情報を視線の流れに沿って配置

・不要な要素(ノイズ)は視線を妨げない位置に抑える


さらに、矢印や線、背景色を変化させることで「次にどこを見ればいいのか」を誘導することができます。


これは、単なる美的センスではなく、「人間工学」に基づく技術です。


余談ですが、デザインに凝りすぎてしまうと、これもノイズになってしまいます。



3.共感の創出

伝わるためには共感が必要

分かりやすい資料を作るとき、ロジックばかり重視しても、伝わらないことがあります。


人は感情に動かされる生き物。ここで必要なのは「共感」を創ることです。


伝わるために色彩心理学を活用したり、写真にストーリー性を持たせる

・色彩心理学を活用する。例えば情熱を伝えたいときは赤、信頼を得たいときは青など

・写真やイラストでストーリー性を持たせる


最も簡単なのは写真の上に黒い四角を配置し、伝えたいメッセージをどーーーん!と配置することです。


写真と文字を組み合わせることで、視覚的なメリハがつき、受け手の「理解」だけでなく「共感」や「印象」を生み出します。



4.分かりやすいデザインは「技術の積み重ね」


ここまで述べた「情報の三層化」「視線誘導」「共感の創出」は、それぞれが独立した技術です。


一朝一夕で身につく技術ではありません。


しかし、これらを組み合わせることで「分かりやすい・伝わるデザイン」になります。


「デザインはセンスだ」と誤解されがちですが、実際には論理的な技術の積み重ねです。


たとえば、建築家が図面を引くように、エンジニアがコードを書くように、デザイナーもまた「情報の設計者」としての役割を担っています。


その意味で、ピッチ資料制作における分かりやすいデザインは「ロジックに基づいた設計技術」の成果であり、センスだけに頼るものではありません。


なので、何度も「ダサい」と酷評されまくることで、デザイン技術は磨かれて行きます。私が酷評しまくるので、一緒に頑張りましょう👍



5.まとめ:伝わらなければ、意味がない


私自身、クライアントのピッチ資料を制作する中、どれだけ優れたビジネスでも、「伝わらなければ意味がない」ことを痛感しています。


実際に漫画制作では17作持ち込み、連載25話、YouTube30話担当していても、開口一番に「つっまんね」と言われました。


どれだけ時間をかけたのかはどうでもよく、とにかく伝わらなければ意味がありません。


興味を持たれなければ意味がありません。


だからこそ、伝わるが大切であり、ブランド価値を高めるための重要な武器になるのです。


皆さんも、ぜひ「デザイン=技術」という視点を持ち、情報整理、視線誘導、感情の喚起という3つの技術を意識してみてください。


1万時間かければ、必ず伝わる資料・デザインが作れるようになります!


一緒に頑張っていきましょう!

 
 
 

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