成約率を30%上げる「色」の使い方
- Miyu Hosokawa

- 2025年7月28日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月29日

営業企画資料や提案書において、色の使い方は意思決定に大きな影響を与えます。
実際に市場やターゲットを無視した配色は、無意識のうちに信頼感を下げ、成約機会を逃すことも。
本記事では、成約率を高めるための「色」の使い方と配色設計の考え方を解説します。
1.「色」ってそんなに重要なの?
いつでもどこでもハンニバルゥ〜!
な、ブランディングコンサルの細川です。
営業企画資料の制作を軸に、マーケティング・販路拡大支援を行っています。
たかが色。されど色。
色を侮ってはならぬ。
私たちの想像以上に、世界は「色」で支配されています。
営業企画資料や、プレゼン資料でも同様のことが言えます。
色を制するものが、ビジネスを制すのです。
2.色が与える3つの影響
特に、営業企画資料は、「情報」を「見える化」したもので、「印象」や「感情」も同時に伝えます。色が与える影響は3つあります。
① 第一印象を決める

人は資料を見た最初の数秒で「プロっぽい」「素人っぽい」といった印象を無意識に判断しています。その判断材料の大半が視覚情報であり、中でも配色の統一感・バランスが重要です。
例えば、高級レストランの内装が、7色で構成されていたらどうでしょうか?
子供部屋ならば良いかもしれませんが、7色の内装では入った瞬間に「えっ……」となりますよね。
同様のことが、営業企画資料でも言えます。
② 情報の構造をわかりやすくする

色は情報を「分類」し、「強調」する手段としても使えます。同じレイアウトの中でも、色を変えるだけで「ここが重要」「これは比較対象」ということが直感的に伝わります。
皆さんは、強調したい部分を赤字で表記しますよね。
そうすることで、深く読み込まなくても「この情報が重要」であるということが伝わります。
③ 感情を動かす

感情もある程度、色で支配することが可能です。
例えば赤は「緊急」「情熱」、青は「信頼」「安定」、緑は「安心」「健康」といった心理的効果を持ちます。
営業企画資料でも、色で相手の感情をコントロールすることも可能なのです。
銀行や保険のパンフレットを思い浮かべてみてください。ほとんどの場合が青が使われています。
かたや、老人ホームなどの福祉サービスは緑が使用されています。
このように文章や言葉以外でも相手の印象付けることができるのです。
3.色使いの基本原則
色使いの大原則は主に3つです。これさえ守って作れば、素人感丸出しの既存資料が、プロっぽくなります。
①使うのは3色まで

ビジネスだろうが、それ以外だろうが、色は基本的に3色までです。
大部分を占める色、全体の30%をしめる色、そして強調したい部分に使う色です。
いろんな色を使いたくなる気持ちはわかりますが、3色に抑えましょう。
3色にするだけでプロフェッショナルに見えます。めちゃくちゃプロっぽく見えます。
②コントラストをつけて読みやすくする

例えば、白背景に薄い灰色、黒背景に薄い灰色など、コントラストが弱いと読めません。
下手したら葉月ルーペが必要です。
多くの決済者が老眼が始まる世代です。また、若年層でも近眼が増えています。なので、老眼鏡が必須な高齢者でも読めるように、文字と背景の明暗さはしっかりと確保しましょう。
3:色の意味を一貫させる

例えば、あるページでは赤が「悪い数字」、別のページでは「強調」として使われているような場合、読み手は混乱してしまします。
特に複数ページにわたる営業資料では、色の「意味」を統一させておくことで理解しやすくなります。色は3色と伝えましたが、悪い数字や悪いグラフは、灰色を活用すると「ネガティブな情報だな」ということがわかります。
4.よくあるNG例と改善方法

NG1:なんとなく色を散らばせてしまう
→ 解決策:色に「役割」を持たせる
色は装飾ではなく、「機能」として使うことで見やすくなります。

NG2:強調したいところに全部赤を使う
→ 解決策:「最も重要な1点」にだけアクセントカラー
全てを赤にすると何も目立たなくなります。

NG3:ブランドカラーを無視して使う
→ 解決策:自社ロゴやコーポレートカラーに合わせて設計
ブランディングと一貫性が出て、信頼感が高まります。
5.色使いひとつで変わる「成約率」

「細川さん。私は営業トークが上手なので、色ごときで成約率は変わりませんよ」
そうおっしゃる方もいます。
しかし、色の効果をバカにしてはいけない。
ある調査によれば、なんらかの製品を購入する際の意思決定の93%がビジュアル、中でも色が与える要因は83%と言われています。
これらは色彩心理学の分野となります。
実際に営業資料をリニューアルして色の設計を最適化するだけで、成約率が30%上昇した事例もあります。特に初対面で提案を行う場面や、オンライン共有資料においては、色が第一印象を大きく左右します。
6.まとめ:色は「感覚」ではなく「戦略」で使う
資料の色使いは、センスではなく「設計」です。
「俺はセンスがないから、ダメなんだ…」ではありません。完全にロジックです。
なので、この記事を読んだらすぐに、今使っている資料の色を変更してみましょう。
・ ベース/メイン/アクセントの3色で構成
・ 色の意味を統一する
・ コントラストと視認性を重視
・ 相手に与えたい印象に合わせて選ぶ
この基本を押さえるだけで、あなたの営業企画資料はプロフェッショナルに変わります。
「なんとなく」で色を選ぶのは、今日でおしまい!
プレゼンで使うパワポがダサいコンプレックス、商談で使う提案書がダサいコンプレックスは今日でさよならバイバイです!
頑張ろう日本👍



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